YAHARA DENTAL CLINIC

menu

076-246-5960

歯周病治療

根治をめざして、計画的な治療を

歯周病は自覚症状がほとんどなく、サイレントキラーとも呼ばれています。進行すると、歯を支えている骨が溶けて歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。以前は歯周病(歯槽膿漏)になると、歯を抜歯して入れ歯という治療が一般的でした。しかし現在では、歯周病の原因と予防法が解明され、進行を防ぐことも可能になりました。矢原歯科医院では開院以来、歯周病の治療・予防に力を入れており、成人が歯を失う大きな原因となっている歯周病に対し、より現代的な視点からアプローチしています。科学的な診査・診断により、総合的な判断にもとづいた「あなただけの治療・予防プログラム」を作成、患者さま・歯科医師・歯科衛生士が一体となって治療を進めていくことで、予防をめざします。

治療の流れ

検査・診断・治療計画

パノラマ写真(お口全体のレントゲン)、口腔内写真を撮影し、歯周ポケットの深さ測定、口の中の細菌の検査、プラークの付着状態、出血の有無などを調べます。これら集めた情報をもとに歯科医師が症状を診断し、今後の治療内容や治療の順序を患者さまと共に考えます。

スケーリング(歯石除去)

歯の表面や歯と歯ぐきの間についたプラーク(歯垢)は、時間が経つと唾液中のカルシウムが沈着して歯石に変化します。歯石はブラッシングでは取れません。歯科医院でスケーラーという専用の器具を使って除去します。さらに歯面をみがき、なめらかにすることで、歯垢をつきにくくします。軽度の歯周病はこの程度の治療法で治癒します。
まずは普段の歯磨きでどれくらい磨き残しているのか、さらにどこを磨くのが苦手なのかを知っていただきます。その上で、歯科衛生士がお一人お一人に合った正しいブラッシングの方法を丁寧にご指導します。

スケーリング・ルートプレーニング(SRP)

さらに歯周ポケットの深いところに歯垢や歯石が付着している場合、強い毒素を持ったバイオフィルム(細菌の集合体)が形成されていますので、スケーリングとルートプレーニングという器具を使い、硬い歯石や細菌の毒素によって侵された組織を取り除きます。さらに歯根面をなめらかにすることで、治癒しやすい環境づくりをします。軽度から中等度の歯周病に必要となってくる治療法です。

歯周外科治療(FOP)

SRPでも改善できなかった部分は、歯肉を開いて、直接見える状態で歯の根っこの深い部分まで徹底的にきれいにし、細菌に侵された組織を取り除きます。このような処置で、重度の歯周病の場合でもできるだけ歯の保存に努めます。

歯周組織再生療法

また、進行した歯周病によって溶けてしまった骨は通常再生することはありませんが、歯周病最新治療である G.T.R法やエムドゲイン法等の治療で、手術により骨を再生させることが可能になりました。(進行度合いや状態によっては適応できないこともあります)

メインテナンス

歯周病の治療が終われば、それで後は何もしなくても良いというわけではありません。一度歯周病になってしまった場合、再度歯周病になってしまう可能性が高くなるからです。治療後は、ブラッシングなど患者さまご自身で毎日行うお手入れとともに、医院で定期的な検診とメインテナンスを受けていただき、二度と歯周病にならないようにしましょう。