マイクロビオーム
歯科衛生士の伊藤明子です。
本日、現在の医院が開業して6年経ちました。
花見もしないで、引越しをしたのを懐かしく思います。
先日の講演会での学び、「マイクロビーム」
21世紀になって、常在微生物は予想以上にわれわれの健康を大きく左右していることがわかってきました。たとえば、腸内細菌叢は代謝性疾患、炎症性疾患、がんなど実にさまざまな病気の発症や進行に関係しています。ヒトの健康と全身の常在微生物との関係を研究するため、人体の常在微生物叢を、マイクロビオームと呼ぶことになりました。
このようにマイクロビオームはヒトと共生し相互利益を得ていますが、共生関係が破綻すると常在菌による感染症が発症します。
Pennisi E. Body’s Hardworking Microbes Get Some Overdue Respect. Science 2010 ; 330 : 1619.
※参考書籍
「あなたの知識は最新ですか?歯科衛生士のための21世紀のペリオドントロジーダイジェスト」
天野 敦雄 著 クインテッセンス出版株式会社