予防ケア
虫歯予防は健康へのスタートライン
最も効果的な歯科治療は、健康な口腔環境を保ち続けること。虫歯のない歯には虫歯にならないための予防ケアを。虫歯治療を終えた歯には再発症防止のメンテナンスを。矢原歯科医院では、患者様自身で行う「セルフケア」と、定期検診時に歯科医師・歯科衛生士の手で行う「プロフェッショナルケア」を効果的に組み合わせ、一人一人に合ったお口のケアをサポートいたします。
予防ケア・定期検診の重要性
歯周病の主な原因は歯や歯の周囲に付着したプラーク(歯垢)です。プラークは粘着性が高く、ブラッシングが不十分だと歯に付着したまま残ってしまい、そこから歯周病菌が発生します。歯に残ったプラークは時間と共に硬化していくため、放置してしまうとブラッシングでの除去が不可能となり、歯科医院でのクリーニングが必須となります。また、下記にあるように、日常生活にも歯周病を促進させてしまう要因があるため、注意が必要です。
歯の健康=身体の健康
口腔内の健康は身体の健康と密接に関連しています。歯周病などの口腔疾患が心臓病、糖尿病、呼吸器疾患、妊娠合併症などの全身の疾患のリスクを増加させることがあるため、虫歯や歯周病にならないためにも予防ケアは重要です。
精神的ストレスの軽減
虫歯の痛みや不快感、治療に対する不安感は、精神的なストレスとなり、そういった感情は歯科医療へのアクセスを妨げる要因となり虫歯に対する悪循環を引き起こす可能性があります。定期検診を行い、痛くなる前の早期発見、治療が心の健康にもつながります。
自身の健康な歯を長く残す
一度虫歯になってしまった歯や抜歯してしまった歯は、治療をすることができでも完全に元の歯にもどることはありません。定期検診を行い虫歯を防ぐことで、70歳、80歳になった時、自身の歯がどれだけ残っているかも大きく変わってきます。
治療費と時間の節約
虫歯になってしまうと、治療に必要な費用や治療のため歯科医院に通う頻度が高くなってしまいますが、定期的な検診とクリーニングを行うことにより虫歯を防ぐことができるので、治療費と治療にかかる時間の節約につながります。
予防ケア方法
医院で行う
プロフェッショナルケア
- 定期検診
- 定期検診は虫歯や歯周病にならないため、またはできるだけ早期発見し治療するための重要な手段です。口腔内を隅々までチェックし、クリーニングなどを行います。自覚症状がなくても定期的に受けることが肝心です。
- PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
- 専用の器具を用い、セルフケアで落としきれなかったバイオフィルムなどの汚れを徹底的に除去します。虫歯・歯周病・口臭などの予防効果があります。数ヶ月に一度、定期的に行うとより効果的です。
- スケーリング
- スケーラーという器具を用いて、歯と歯の間、歯と歯ぐきの間などに付着した歯石を取り除きます。
- フッ素塗布
- クリーニング後には歯質を強化し、虫歯になりにくくなるフッ素を塗布します。短時間で処置できます。
- ブラッシング指導
- お一人お一人に合った正しいブラッシングの方法をアドバイスし、日常生活から予防効果を高めます。
自宅でできるセルフケア
- 歯磨き
- 歯ブラシは、口のサイズに合ったものを使用し、奥歯や歯の裏側など隅々まで丁寧に磨くことを心がけましょう。検診時には、特に磨き残しが多い部分などをレポート化しお渡ししますので、セルフケアの時は意識して磨いてください。
- デンタルフロス・歯間ブラシ
- どれだけ丁寧に磨いていても、歯ブラシだけでは磨ききれない細部がどうしても出てきてしまいます。歯の隙間や狭い箇所はデンタルフロスや歯間ブラシ、ヘッドが小さい部分用歯ブラシを使用しましょう。
口腔ケア用品についてもご説明するのでお気軽にご相談下さい。